福祉の仕事を始めたい!福祉の資格を取りたい!でも福祉業界ってどうなっているんだろう?資格が無いと働けないの?そんなときに最初に知っておくといいことをまとめました。
福祉業界への就職活動における資格の重要性
介護や福祉の仕事を始めたい、という方は多いと思います。近年、不況が叫ばれて長いですが、特に雇用が不安定となり、正社員でも安定しているとはいえない状況はどこも同じです。
そんななか、「転職」を考える際に、人のため、社会のために働きたいという思いで、介護・福祉の業界を目指そうと考える方も多いと思います。
他の業界でもそうですが、就職の際には経験が重視されます。しかし初めて働く業界・仕事となると、アピールできる経験はありません。
そうなると、次に重視されるのは「資格」になってきます。
立ちふさがる資格保有&経験年数という壁
介護・福祉の業界でも、新卒でなければ経験も資格もなく就職するのはかなり困難です。介護・福祉の世界で、最初の一歩となる資格は、「介護職員初任者研修」です。
最近まではヘルパー2級という名称でした。
これを持っているかどうかで、就職の難易度は全く違います。
介護職員初任者研修は、その名の通り「研修」なので、研修を受ける必要があります。 多くのスクールで研修を受けることができます。研修費用は大手スクールで15万円程度、小規模なところでは7万円程度で受けられるところもあります。 週2回、1回6時間の研修であれば、2~3ヶ月ほどで修了となります。土日のみ、夜間のみのコースもあります。
雇用保険に入っている、または入っていた場合は、補助を受けられることもあります。
資格取得がスタートライン
福祉系の資格は名称独占資格といって、その資格が無い場合でも、仕事を行う事が可能な場合が多いです。 「名称独占資格」の反対の意味を持つ言葉は業務独占資格といって、資格がなければ、それを仕事として受けてはいけない、というものもあります。例を挙げると、専門性の高い医師や看護師、弁護士や税理士などが該当します。
先にも書いた通り、福祉系の資格を持っていなくても福祉の仕事を行う事は可能ですが、実際には「資格が無い」という状態が大きなハンデになります。
それは、専門的にサービスを提供する場合、どうしても、基礎知識、技能が必要になるためです。それすら無い状態だと、一緒に働く人にも不安を与えてしまいますよね?
施設によっては資格手当が出る場合も多いので、資格取得を目指すことは福祉職員を目指す最初の1歩と言えます。