通信教育でホームヘルパー資格を取得して働いている方のインタビュー

福祉キャリアステップでは、実際に通信教育で福祉の勉強をして、資格を取得し、最前線で働いている人たちにインタビューをした内容も掲載していきます。

資格をとる為の講座選び

まず、福祉資格の勉強を始める時には、たくさんの選択肢があります。通信講座やスクールなど、どれを選ぶかで悩むことでしょう。
当然ながら、料金も講座内容も異なりますし、通学を選んだ場合は場所の事を気にしなければいけません。

このインタビューを受けた人が選んだ講座は「ユーキャン」だったのですが、選んだ理由は「通いやすさ」でした。
他のスクーリングはたまたま自宅近くになかったり、通学にとても時間がかかってしまって毎回通うのは大変だと判断しました。

人気のものというより「自分にぴったりな方法を選ぶ」

自分にぴったりな方法

ユーキャンの場合、無料の振替講座などもありますし、通い先の教室も近く、ほかの講座も魅力的ではありましたが、「通いやすさを優先しました」とのことでした。あとで「これが手間」「通いづらい」とならないように、講座を選ぶ際は自分が何を優先したいかどうかで検討する事をお勧めします。

実際にホームヘルパーとして働いてみて

ホームヘルパーの資格をとり、実際に現場で働いてみると、勉強した事だけでは、全然足りない事を実感しました。事例としては理解できていても実際に接してみると上手く対応できなかったり習った事と違う!なんてことが山ほど出てきたためです。教科書ではカバーしきれない現場感というものは、現場に左右されてしまうので、ひとくくりで説明することは難しいです。

インタビューをした人の場合は、まずは名前を覚えることに必死になり、勿論仕事も覚えなければいけませんので、最初は習った事を実践する余裕がなかったそうです。

もうひとつ。講座の実習だけでは実務を行うには不安で仕方がありません。
場所によってはしっかりと研修を行ってくれるところもある様ですが、初めて勤務スタートしたところは研修がなく、直接職場で働く形でした。
入居者様の特徴や、気を付けなければいけない事、目を離してはいけない方などを必死に頭の中に叩き込むところからだったとのことです。

介護の技術面でも不安があり、他の職員さんのやり方を見学させていただいたりもしたのですが、人それぞれ少しずつやり方が違っていたので、自分で仕事をしながら模索していきました。

技術は肌で覚えるもの、というイメージですね。

今一番難しいと思うことは何か?という質問には、迷うことなく、「利用者さんの対応です。」という回答になりました。普段は素直に食事に来てくれる方が突然怒り出して食事を拒否したり、頑として動かなかったり。大抵の場合は、その理由を考えてもなかなか思い当たらなかったりもします。正直、大変だな、と思ったりしますが、ただ、「ありがとう」の一言や利用者の嬉しそうな笑顔を見ると頑張ろうと思えています!

外部研修への勧め

外部研修への勧め

外部研修があったのでそこに参加をした際、講師の先生に利用者さんのケースへの対応を伺い、3つのヒントを貰うことができました。

外部研修を勧める理由3つ

  • その方に向き合いその方の自分史を作る
  • 話を聞き何故拒否をするのかの根源を探る
  • 時間をずらし対応をする

また、こう言った場所で他施設の介護職の方と知り合う事で、より多くの情報を得ることができました。Aの対応はBだ、といった「正解の無い」仕事なので、異なる環境や違う現場にいる人との情報共有はとてもいい収穫になりました。

最後に

介護職に就くか悩んでいる方は、勇気を出して資格取得を目指して、パートからでも現場を体験してみると今までと違った角度から物事が見えるようになるかもしれません。

キャリアアップも目指せる業界なので、積極的に学んでいくのがお勧めですよ!