キャリアアップで、生活相談員として働いている人のお仕事内容をインタビューしました。この方は、ホームヘルパー(介護職員初任者研修)からキャリアアップを考え、社会福祉士の資格を取得し、「生活相談員」の仕事に就いたという経緯があります。
どんな業界でも、勉強して資格を取得していくと仕事内容が変化していきます。ぜひ、生活相談員になりたい方は参考にして下さい!福祉の資格取得を目指している方、福祉業界で働きたい、転職したいと考えている方も「ひとつの方向性」として考えてみるのもいいでしょう。
生活相談員 インタビュー 目次
【デイサービスの生活相談員】
私は社会福祉士の資格を持っており、生活相談員として小規模多機能施設で働いています。専門職とはいえ、事業所は一つの会社ですから、就職した先によって仕事の内容が大きく変わってしまうのがこの仕事の特徴であると思います。
生活相談員の仕事は、利用者様やご家族の相談に乗ることなのですが、普段の生活の中で相談ってポンポンと持ちかけられるものでもないと思います。
私も現場で一生懸命介護業務に携わっていました。スタッフの足りないところに入っていたのですが、主にはデイサービスが多かったです。 朝のミーティングに出てから送迎業務に入ります。そして、デイサービスに来られた利用者様の検温等の体調チェック、手洗いをしていただいてコミュニケーションをはかります。 このような何気ないお話から困りごとの相談につながったりすることが多いんです。
午前中は、レクレーションを楽しんでいただきながら一方で入浴をしていただきます。入浴介助は精神的にも気をつかいますし、もちろん体力的にも大変です。
看護師を中心に体調管理や異変がないかということもチェックします。
スタッフにとって入浴介助は大変な仕事なのですが、お風呂が大好きな利用者様は多いので、リラックスされる楽しい時間でもあります。
【グループホームの生活相談員】
小規模多機能施設ということで、グループホームにいくこともありました。こちらはデイサービスと違ってゆったりとした時間が流れています。少ない人数の入居者様とテレビを見たり食事をしたり、気分転換に部屋の掃除をしたり。 空いている時間は、グループホームのスタッフが普段に手が回らないところを掃除していました。布団を干したり、廊下や壁の掃除をしたり。ここは生活の場であるからきれいにしておきたいですし、落ち着ける空間をつくることができたらいいなぁと思っていました。
また、デイサービスの利用者さんに比べて介護度の高い方が多くいらっしゃったので介護技術の習得にもつながったと思います。
生活相談員を目指している方へ
生活相談員というと、響きはなんだか恰好がいいのですが、なんでも屋さん的な要素が強いと思います。最初にも記述したように事業所によって仕事の種類が違うのです。 小規模であればあるほど、利用者さんとの距離が近く実際の仕事も介護が中心になる傾向が強いと思います。
大きな事業所にも勤務経験がありますが、そこでは利用者さんとの距離が遠く事務仕事が多かった印象があります。 施設ごとに特徴がありますので、自分にあう職場を見つけて長く福祉の業界で頑張って欲しいと思います。